臨床・食品・環境衛生検査
当社は、広島市を中心に各市町村や企業から腸内細菌検査(検便)を受託してきました。
腸内細菌検査は、感染症に分類される重要な病原体を早期に発見する目的で行なわれる大切な検査です。
長年にわたり蓄積した検査技術と豊富なノウハウを基に、食品検査から製造工程の衛生管理に関する幅広いご要望に専門の検査員がお応えします。
また、クレーム商品の検査(異物検査)、栄養分析、残留農薬検査などについてもFMLグル-プ会社と連携してご要望にお応えします。
腸内細菌検査は、感染症に分類される重要な病原体を早期に発見する目的で行なわれる大切な検査です。
長年にわたり蓄積した検査技術と豊富なノウハウを基に、食品検査から製造工程の衛生管理に関する幅広いご要望に専門の検査員がお応えします。
また、クレーム商品の検査(異物検査)、栄養分析、残留農薬検査などについてもFMLグル-プ会社と連携してご要望にお応えします。
砂場の環境衛生検査
検査の意義
近年のペットブームで身の回りに増えた犬や猫が、公園・保育所・幼稚園・学校などの砂場に入り、糞便などで汚染することが問題になっています。
ペットの糞便の中にいる細菌や寄生虫卵が、砂場で遊ぶ子供たちの手指を介して感染する危険性があり、なかでも犬蛔虫卵・猫蛔虫卵(トキソカラ属線虫卵)は、臓器障害や眼内障害を引き起こすことから、社会的に問題視されています。
定期的に砂場の砂を検査することは、砂場で遊ぶ抵抗力の弱い年齢の子供たちを「感染」から守るために有効です。
ペットの糞便の中にいる細菌や寄生虫卵が、砂場で遊ぶ子供たちの手指を介して感染する危険性があり、なかでも犬蛔虫卵・猫蛔虫卵(トキソカラ属線虫卵)は、臓器障害や眼内障害を引き起こすことから、社会的に問題視されています。
定期的に砂場の砂を検査することは、砂場で遊ぶ抵抗力の弱い年齢の子供たちを「感染」から守るために有効です。
検査の目的
砂場の衛生状態を評価するために、砂場の砂を検査材料として、人に感染する恐れのある寄生虫や病原性大腸菌の検査を行ないます。
この検査の結果は、砂場の消毒、殺菌する時期の目安となります。
砂の採取の仕方
晴天が続き、砂がよく乾燥している状態の日に採取します。
採取箇所は通常、砂場の四隅と中央の5ヶ所で砂を採取します。(面積によって採取箇所は増やします)
採取部分は表面部の砂を除き、数cm下部の表層部から中層部の砂を採取し滅菌袋に入れます。
全量が約300gになるよう均等に採取していきます。
採取箇所は通常、砂場の四隅と中央の5ヶ所で砂を採取します。(面積によって採取箇所は増やします)
採取部分は表面部の砂を除き、数cm下部の表層部から中層部の砂を採取し滅菌袋に入れます。
全量が約300gになるよう均等に採取していきます。
検査方法
病原性大腸菌と寄生虫卵の有無を検査します。
病原性大腸菌:砂25gを増菌培地で培養し、発育した細菌中の病原性大腸菌の有無を確認判定します。
検査結果は
「陰性」「陽性」で報告します。
寄生虫卵検査:砂100~150gを室温で1~2日間十分に乾燥し、目の細かいふるいにかけて処理します。
得られた微粒砂を、遠心沈殿浮遊法で処理してスライド標本を作製し、400倍に拡大した顕微鏡で寄生虫の虫卵や幼虫、成虫の有無と種類を確認判定します。
検査結果は
「-」「+」での報告です。「+」の場合、寄生虫卵・寄生虫名を報告します。
病原性大腸菌:砂25gを増菌培地で培養し、発育した細菌中の病原性大腸菌の有無を確認判定します。
検査結果は
「陰性」「陽性」で報告します。
寄生虫卵検査:砂100~150gを室温で1~2日間十分に乾燥し、目の細かいふるいにかけて処理します。
得られた微粒砂を、遠心沈殿浮遊法で処理してスライド標本を作製し、400倍に拡大した顕微鏡で寄生虫の虫卵や幼虫、成虫の有無と種類を確認判定します。
検査結果は
「-」「+」での報告です。「+」の場合、寄生虫卵・寄生虫名を報告します。
推奨検査項目
検査項目 | 検査の目的 | 使用容器 |
病原性大腸菌(50種)・寄生虫卵 |
各施設(幼稚園、保育所、学校、自治体など)内砂における環境衛生状況把握 |
こちら |
検査申し込みから検査、報告までの流れ
打ち合わせ
検査予定日・検査項目・検査場所などについて打ち合わせします。
指定された日時に当社担当者が砂の採取にまいります。
採取した砂をふ卵器で増菌培養します。
十分に乾燥させた微粒砂を、遠心沈殿浮遊法で処理しスライド標本を作製します。
400倍に拡大した顕微鏡で寄生虫卵や幼虫、成虫の有無を確認判定します。
検査が終了した後、検査結果報告書をお送りします。
用語
培養=微生物などを人工的に増殖させること。
ふ卵器=一定の温度を保つ機器のこと。
ふ卵器=一定の温度を保つ機器のこと。